実はこの時のデビュー・アルバムが上の写真にあるアルバムである。録音されている曲は7曲で、『Don't Explain』『You'd be so nice to come home to』『What's New』『Falling in love with love』『Yesterdays』『Born to be blue』『'S Wonderfull』
これらはジャズでお馴染みの曲だが、ヘレン・メリルが歌うと何か艶っぽい。この時、クインシー・ジョーンズが編曲して、ブラウニーと愛称のあるクリフォード・ブラウンがトランペットを吹き、オスカー・ペティフォードがベースを担当した。そしてこのアルバムは評判を呼び、ヘレンの歌声は「ニューヨークのため息」と評された。それ以来、『You'd be so nice to come home to』は、ヘレン・メリルの代名詞的な曲になってしまった。だが、その2年後、若きトランペッター、クリフォード・ブラウンは事故死して、離婚したヘレン・メリルも一度、現役を退く。ところが1966年に来日。そして、5年間ほど日本に滞在してアルバム製作やラジオの仕事をこなしたという。