よくスタンダードの曲として聴かれる『Over the Rainbow』であるが、そのオリジナルが、映画『オズの魔法使』で、ジュディ・ガーランドが唄ったものだということは後年に知った。そもそも、その『オズの魔法使』という映画は何なのかということになるが、古くからアメリカにあるファンタジー児童文学の映画化だという。それで今日の夜、NHK衛星第2放送で『オズの魔法使』が放映されるというので、その映画を思い出してみた。
この物語はアメリカのライマン・フランク・ボームが書いた児童文学が原作で、映画化も何度かされている。最初は1910年、2度目が1925年と何れもサイレント映画である。3度目は短編アニメとして製作されたが未公開。そして1939年の本作品であるが、同じ年に製作された大作『風と共に去りぬ』等と共に、この年に製作されたアメリカ映画の傑作として評価が高い。ただアメリカ人好みの物語であって、これが日本人に、そのまま受け入れられるかといった問題はあるが、ミュージカルとしても観れる見事な作品であり、挿入曲『虹の彼方に(Over the Rainbow)』は、独り立ちし日本人にまで、親しみ唄われ続けるスタンダード・ナンバーとして映画の題名と共に知れわたっているところである。